今回のテーマ:キュウリ
軽くて爽快!夏にぴったりの野菜
キュウリは約3000年も前からインドで作られていました。インドからギリシアへと伝えられ、その後ローマ、そして中国へと広がりました。古代ローマ人はキュウリをヨーロッパのあらゆる場所に広め、コロンブスがアメリカ大陸にその種を持ち込んだとされています。
キュウリは新鮮なものを皮ごと食べるのが理想的で、皮には食物繊維とビタミンAが含まれています。キュウリに含まれる水分は利尿作用や下剤効果があります。こういった効果は、非常に多く含まれているアスコルビン酸と、ビタミンBが少量、複合的に含まれていることによるものです。また、カルシウム、カリウム、鉄分なども豊富です。
また、一般に通風、肥満、心臓病などによいと言われ、疲れ目の緩和や肌のパックとしても効果的であるとされています。
キュウリには、短いもの(スペインキュウリ)、中ぐらいのもの(フランスキュウリ)、長いもの(オランダキュウリ)の3種類があります。
現在では一年中店頭に並んでいますが、キュウリは夏野菜です。
夏にぴったりの以下のレシピを是非お試し下さい。
*スペインキュウリを一度味わってみたいという方は、こちらへどうぞ。
ガスパチョ
キュウリとミントとヨーグルトのサラダ
キュウリとアボガドのスープ
ガスパチョ
材料(4人分)
完熟トマト(中)2ヶ
キュウリ 2本
ニンニク 1かけ
水
パ ン1切れ
塩、こしょう
酢 大さじ2
オリーブオイル 大さじ(お好みで)
作り方
1. トマトを湯むきして半分に切り、ミキサーに入れる。
2. ニンニクの皮をむき、
ミキサーに入れる。
3. キュウリを洗って適当な大きさに切り、ミキサーに入れる。(より鮮やかなピンクのガスパチョに仕上げたい場合はキュウリの皮をむく。)キュウリがかなり大きい場合、またはスペインキュウリ、フランスキュウリの場合、縦半分に切って種を取り除いてからミキサーに入れる。
4. パンもミキサーに入れ、塩、こしょう、酢を加える。
5.
1.2.3.4.をミキサーにかけ、滑らかになるまで回す。(より軽く仕上げたい時には水を少量加える。)
ガスパチョは夏の理想的なレシピです。
刻み野菜(玉ねぎ、ピーマン、キュウリ、クルトンなど)を浮かせて、一皿目としていただくのはもちろん、カップに注ぎ、何も加えず食前酒のようにいただくこともできます。
いずれにせよ、
ガスパチョはいついただいても爽やかで、体力のつくスープです。
キュウリとミントとヨーグルトのサラダ
材料(4人分)
キュウリ(中)2本
ヨーグルト(酸っぱくないもの)250ml
ミントの葉 数枚
細かく刻んだクルミ 少々
作り方
1. キュウリを洗い、縦半分に切って種を取り除く。皮が硬い場合は所々むく。
2. キュウリをサイコロ状に切り、細かく刻んだミントの葉、ヨーグルト、クルミと混ぜ合わせる。
3. お好みの味に仕上げる。
キュウリとアボガドのスープ
材料
キュウリ 1本(皮をむき、種を取り除いたもの)
アボガド 1ヶ(皮をむき、種を取り除いたもの)
ライム果汁 大さじ2
玉ねぎ 2ヶ
サワークリーム 1カップ
水 1カップ
塩、こしょう
作り方
1. すべての材料をミキサーにかけてクリーム状にする。(水の増減でお好みの濃さに調整して下さい。)
2. 1を冷蔵庫で冷やし、グラスに注ぐ。
3. 飾り付けにパセリなどの葉を細かく刻んだものを浮かべたり、いくらを2粒浮かべると、おもてなしにもぴったりです。